女性泌尿器科疾患
細菌が尿道から入り込んでしまい、膀胱に炎症を起こすと膀胱炎になります。疲れやストレスなどで免疫力が落ちたり、膀胱の機能が低下していると膀胱炎になりやすく、治っても再発しやすくなります。
症状は頻尿、残尿感、血尿、排尿時の痛みで、女性の約半数の方が生涯に一度はかかるといわれています。
膀胱炎は抗生物質の服用によって短期間で治まります。排尿時に何らかの違和感を覚えたら、早めに受診することが大切です。
膀胱の中には300mlくらいの尿をためることができますが、膀胱が過敏になってしまうと、「突然」我慢できないような強い尿意を感じ、トイレに駆け込むような症状が出ることがあります。このような状態を過活動膀胱といい、頻尿や我慢できない等の症状が起きます。
好発年齢は中高年の方ですが、実際にはどんな世代の方でもみられます。お薬はご安心してお飲み頂けるよう副作用の少ないものをお渡しするように心掛けております。 お困りの方は一度ご相談ください。
膀胱の中には300mlくらいの尿をためることができますが、膀胱が過敏になってしまうと、「突然」我慢できないような強い尿意を感じ、トイレに駆け込むような症状が出ることがあります。このような状態を過活動膀胱といい、頻尿や我慢できない等の症状が起きます。
好発年齢は中高年の方ですが、実際にはどんな世代の方でもみられます。お薬はご安心してお飲み頂けるよう副作用の少ないものをお渡しするように心掛けております。 お困りの方は一度ご相談ください。
お腹に力(腹圧)が入った時に生じる尿もれです。日常生活では、咳やくしゃみ、大笑い、重いものを持った時などに起こります。
原因は、骨盤深くの筋肉(骨盤底筋)が加齢や出産などによって緩んでしまうことで、女性では最もポピュラーな尿もれのタイプです。
急におしっこに行きたくなり(尿意切迫感)、トイレに間に合わないで生じる尿もれです。前述した過活動膀胱の症状の一つで、不随意の膀胱収縮を抑えるため、内服薬による治療が有効と考えられています。
腹圧性と切迫性がどちらもみられるタイプの尿もれです。治療は、腹圧性尿失禁の行動療法(骨盤底筋体操など)と、切迫性尿失禁の内服薬による治療を組み合わせて実施します。
骨盤臓器脱とは、加齢や出産などにより骨盤底筋がゆるむことで、膀胱や子宮が膣の入り口から飛び出てきてしまう状態です。何か下がってきている違和感や、膣の入り口にピンポン玉のようなものが触れたりします。脱が進行すると、膀胱や尿道が圧迫され、頻尿や残尿感、尿が出にくいなどの症状が起こります。
膀胱への命令を伝える神経が、糖尿病、脳卒中、けが(脊髄損傷など)、腹部手術の影響などにより障害を起こし、排尿がうまく出来なくなった状態を神経因性膀胱と言います。
症状は尿勢低下、残尿感などですが、知覚神経が障害され症状が出にくいこともあります。男女問わず起こりうる状態で、お薬による治療も可能ですが、排尿障害が高度の場合は自己導尿を行っている方もいます。
膀胱に原因不明の炎症が起こる珍しい病気で、一部難病指定されています。特徴的な症状として、蓄尿時痛(たまった時に痛む)があり、排尿すると膀胱痛は軽減します。膀胱鏡で点状出血や潰瘍がみられるので診断にとても重要になります。
治療としては、抗アレルギー薬が効く場合がありますが、膀胱を水の圧力で広げたり、潰瘍を切除・焼灼する手術が有効のため、症状が強い方はおすすめします。